東洋書林

インカ帝国歴史図鑑
－先コロンブス紀ペルーの発展、紀元1000～1534－
The Inca World

著編者:	ラウラ・ラウレンチック・ミネリ編著
訳者:	増田義郎・竹内和世訳
ISBN:	4887215770
価格(税込):	\17,600
判頁:	A4判/240頁
刊行:	2002年8月
分類:	リファレンス
在庫:	在庫あり

＜序論＞　
ペルー考古学的文化領域　ﾗｳﾗ･ﾗｳﾚﾝﾁｯｸ･ﾐﾈﾘ
＜第Ⅰ部＞　後期中間期
高地および中部海岸における“首長制社会” 　ﾗﾐﾛ･ﾏﾄｽ･ﾒﾝﾃﾞｨｴﾀ
先スペイン期後期の海岸の諸国家　　島田　泉
後期中間期の美術　　ｾｼﾘｱ･ﾊﾞｸﾗ
先コロンブスの期ペルーの文化史におけるセハ・デ・セルバの役割
　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞｩﾁｵ･ﾎﾞﾅﾋﾞｰｱ
インカ起源とチャンカの問題　　ﾄﾞｩﾁｵ･ﾎﾞﾅﾋﾞｰｱ
＜第Ⅱ部＞　インカ・ホライズン
インカ　　ﾏﾘｵ･ﾛｽﾄｳｫﾛﾌｽｷ
インカの「キープ」　　ﾗｳﾗ･ﾗｳﾚﾝﾁｯｸ･ﾐﾈﾘ　
インカの建築　ｼﾞｬﾝ=ﾋﾟｴｰﾙ･ﾌﾞﾛｯﾂｪﾝ
インカの美術　　ｾｼﾘｱ･ﾊﾞｸﾗ
●ｲﾝｶ､ﾁﾑｰ､ｼｶﾝの系統図
役者あとがき・人名索引・事項索引

文字をもたず、貨幣制度も通貨もなく、車輪ももたなかったにもかかわらず、人類史上最大の青銅器文明をつくりあげたインカ帝国とはいかなるものだったのか？そのインカ帝国は、ひとにぎりのコンキスタドールになぜにあっけなく亡ぼされてしまったのか？－考古学、人類学、歴史学、エスのヒストリー等の現在の最先端の成果を盛りこみつつ、インカおよびシカンやチャンカなど先インカ文明の建築や美術・工芸品の綿密な分析を通じて、古代ペルーの人びとの宗教・社会・国家制度を総合的に把握。