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人類にとって戦いとは〈全5巻〉
―歴博がいま「戦い」の意味を問いなおす―
第5巻 イデオロギーの文化装置
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著編者: |
国立歴史民俗博物館・監修
福井勝義(京都大学)
新谷尚紀(国立歴史民俗博物館)編 |
ISBN: |
4887215711 |
価格(税込): |
\3,520 |
判頁: |
A5判/360頁 |
刊行: |
2002年 |
分類: |
人文社会 |
在庫: |
在庫あり |
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日本初の「戦い」の研究
―平和をめざして―
国立歴史民俗博物館館長
「歴史における戦争の研究」代表 佐原 真
国立歴史民俗博物館(歴博)は、全国でただひとつの国立の歴史博物館であると同時に、全国の大学・研究所などの研究者と共同して広い意味の歴史の研究を推進する研究機関でもあります。歴博がおこなう重要な共同研究のひとつとして、敗戦から50年目の1995年から、私たちは「人類にとって戦いとは」の共同研究をはじめました。
この研究は、霊長類学・自然人類学・文化人類学・民俗学・考古学・古代史・中世史・近世史・近代史・現代史の研究者が参加し、日本で初めての「戦い」に関する学際的研究になりました。
今回の研究は、資料・研究方法を違えるいくつもの学問が共同でおこなっているために、各学問領域を超える難しさと面白さがありました。さらに、軍人として戦争に参加した世代の研究者、銃後で戦った世代の研究者、戦争を知らない世代の研究者間に、超えることのできない思いが横たわっていることもわかりました。
読者のみなさんがたもこの三つの世代のいずれかに属しておられます。本書が、戦争を学び、それを通して平和を学ぶ書物になることを願ってやみません。
[第1巻あとがきより抜粋] |
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